Red dot design award winner 2010(HUG)

ノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンターが選定を行っているレッドドット・デザイン賞は、過去2年以内に製品化されたデザインを対象とし、デザインの革新性、機能性、人間工学、エコロジー、耐久性など9つの基準から審査されます。これらをクリアした作品にレッド・ドット賞が、中でも特に優れている作品にはベスト･オブ･ザ･ベストが贈られます。また、プロダクトデザイン部門のデザインチームの中からデザインチーム・オブ・ザ・イヤーが選ばれます。

レッド・ドットは3つの異なるジャンルで授賞を行っていますが、3つの賞の中で最古となるのが、2000年から「レッド・ドット賞：プロダクトデザイン」(red dot award: product design) として知られているものであります。このコンペティションは家具、家電機器、機械、自動車、道具のみならず、製造業の個別の分野で開催されています。「レッド・ドット：デザインチーム・オブ・ザ・イヤー」(red dot: design team of the year) は1991年から年に1回授賞が行われる非公募型の賞で、デザイン上の功績によって世界市場にインパクトを与えたデザインチームに授与されます。受賞者には1995年のシーメンス、2001年のアップル、2007年のBMW、2008年のボーズ・デザインセンター、そして2008年と2010年のオペルといった企業が含まれ、日本国内の企業では、2013年にNECカシオモバイルコミュニケーションズのスマートフォン「MEDIAS W N-05E」が本部門を受賞しました。
応募者の数は堅調に上昇しており、全体では、2008年のコンペティションでは61ヶ国から11,000点以上のエントリーを受け付けた。プロダクトデザイン賞について51ヶ国から3,200点以上の応募があり、そのうち676点が受賞を果たした。コミュニケーションデザイン賞については5,800点以上の応募があり、343点にレッド・ドット賞が贈られ、その中から31点のベスト･オブ･ザ･ベストが選ばれました。